大自然に魅せられた
海外旅行で世界遺産を訪れた思い出と言うと、思い出すのが、グランドキャニオンだ。
実はこの旅行は、オジサンがまだ大学生の頃だった。
バブルがはじけたかどうかギリギリの時で、まだ景気が良かった時だったと思う。
何しろ、バイトの身分で研修旅行として、アメリカに行かせてもらえたのだから。
確かにバイトはバイトでも、バイトの中でチーフではあったが、それにしても今から思えば契機のいい話だ。
場所はラスベガスで、業務用の厨房器具かなんかの展示会だったと思う。バイトの気楽な身分なので、一緒に行った社員さんの後をついて行っただけでよく覚えていないというのが、正直なところなのだ。
その人が、行くというので、グランドキャニオンにもお供させてもらった。
何しろ初めての海外旅行で、しかもラスベガス。
オジサンは別の意味でもえていたが、結果はさんざんだった。
こんな旅行が出来ることで、もうすでにウンは使い果たしていたのかも知れない。
でも、軽飛行機で見たグランドキャニオンの雄大さは、今もまぶたに焼き付いている。
空から見たグランドキャニオンの大きさにまず圧倒され、角度によって、いろいろなカタチに見える山々に目を奪われた。
不思議なことに、大自然が作った彫刻にも見えてきて、縮尺があわなくなってきてしまった。
自分がとっても小さな存在にも思えたが、何より、1時間以上も飛行機に乗って遊覧する観光なんてスケールが違いすぎて、正直に言うと、肝をつぶしてしまっていた。
現地には4日しか滞在できなかったが、自腹でもっと滞在していたいなと思えたくらい、アメリカという国に魅せられてしまったオジサンであった。